ここではインドネシア・バリ島の空港へ到着後、入国審査に必要なビザ、税関申告、健康状態の申告、バリ州観光税について解説します。いずれもバリ島へ渡航する外国人は必須要件です。
インデックス
バリ島・入国時に必要なもの
パスポート
インドネシア入国時に6か月以上の残存有効期間と十分な空白の査証頁(ビザを貼り付けるページ)が必要です。
紛失盗難に注意
滞在中のパスポート紛失・盗難等に注意、特に空港到着時の紛失が多発しているようです。
エアーアジアなどのLCC便でクアラルンプール経由、あるいはシンガポール経由でバリ島に入る場合には特に注意しておく必要があります。
機内に持ち込む手荷物にはロックを掛けておくことが必須です。座席上の共用収納棚(overhead compartment)に入れた荷物から財布やパスポートを抜き取る窃盗事案が報告されています。ロックがかからないバッグは手元に置くか、前の座席の下、非常口横の座席や最前列では床に荷物は置くことができませんので、その場合にはパスポート、貴重品をウェストポーチ、ボディーバッグ、小さなエコバッグなどに移して手元に置くようにします。
また、座席の前にあるマガジンポケットに入れて化粧室に行った際に抜き取られる事例がありました。到着時にそのまま置き忘れてゆくことも多いのでマガジンポケットへ貴重品を入れる事はおすすめしません。
パスポートの表紙の色は、それぞれの国籍を表しています。出入国審査の列に並んでいる時には、日本人である事を周囲の人に知られないようパスポートカバーをする事をお勧めします。また、出入国の際、荷物検査場、出入国審査、税関審査などの待ち行列の中に並んでいる間、同行者との会話を控え、どうしても話す必要がある場合には英語で会話するようにします。(著者の経験より)
クイズ!:パスポートの表紙に書かれた漢字を読んでください。 (答え)
答え;「にほんこく りょけん」、パスポートを日本語では「旅券」。ちなみにビザは「査証」。
日本国旅券の由来は、1878年(明治11年)2月20日に外務省が布達第1号として制定した「海外旅券規則」です。この規則で「旅券」という言葉が日本の法令上初めて使用され、これを記念して2月20日は「旅券の日」として制定されました.
それ以前は「海外行御印章」「海外行免状」などと呼ばれていました。また、実際の旅券(印章)第1号は、慶應2年10月17日(1866年11月23日)付で江戸幕府の日本外国事務(外国奉行)が隅田川浪五郎(すみだがわ・なみごろう)に発給したものです。浪五郎は「日本帝国一座」という曲芸団を率いて、パリ万博を目指してまずは米国へと渡りました。
パスポートは、海外旅行に必要な国際的身分証明書で、日本政府が海外で日本人の氏名・生年月日などを証明します。また、渡航先国政府に保護や援助を求める公文書としても利用されます。
ちなみに、表紙に使われているフォントは制定時のものをそのまま採用し(つづけて)ていて、現代人には読みづらいフォントになっています。
そろそろ改訂版を出しても良いのではないでしょうか。海外で聞かれます「あなたのパスポートに書いてあるレターは中国語だろう?なぜ日本人なのに中国語の文字を使うのか?」と。(筆者の経験)
ビザ
バリ島・ビザ
インドネシアのビザは目的によるビザタイプが細分化されておりますが、ここで解説するビザの種類はB1タイプの「アライバル・ビザ」、つまり「到着査証」です。
オンラインで申請するタイプをEVOA、空港で到着時に購入するタイプをVOAと呼びます。一般的には”e-VOA”と表記されるようですが、実際に発給されるビザのドキュメントのタイトルには”EVOA”と記載されています。
どちらもインドネシア国内のバリ島、ジャワ島、ロンボク島、スマトラ島、カリマンタン島(ボルネオ島はマレーシア領)など他にもいろいろな島を、観光目的、友人や家族への訪問の他にも、生産現場、各地の鉱山、企業や工場への現地訪問(現場訪問)、ビジネス契約についてのミーティング、商談、あるいは契約などの企業活動、医療施設やその他の健康施設を含む、またこれらに限定されない医療・治療に関連した活動など、様々な目的で使えます。
しかし、インドネシア国内で就業して収入を得たりすることはできません。もし、就業目的の場合にはビザの種類が異なります。
費用は500.000Rp(日本円で約4,900円)、オンライでのビザの申請二よりビザが発給されてから90日以内に入国する必要があります。入後は、30日間の短期滞在が可能で、さらに30日の延長も1回だけできます。故に、最大合計60日間の滞在も可能です。(2025年1月時点)
バリ島・ビザ免除
現在、日本人に対するビザ免除はありません。
コロナ・パンデミック以前の2019年までは、日本人はビザ免除で30日間滞在できましたが、現在はビザ免除の優遇措置は採られていません。
EVOA/VOAの違い
EVOA | VOA | |
申請 | オンライン | 現金購入 |
自動化ゲート | 利用可能 | 不可 |
延長 | オンライン | 出入国管理局 |
費用 | IDR 519.500 | IDR 500.000 |
それぞれのメリットとデメリットについて見てみましょう。
EVOA
メリット | デメリット |
・オンラインで90日前から申請できる ・クレジットカード払いできるのでポイントが貯まる ・入国審査不要、自動化ゲートを通って入国できる ・延長がオンラインでできる | ・申請は英語、インドネシア語のみ ・システムの不具合が多発 ・慣れないと入力操作がとてもストレス ・添付する必須書類を準備 ・スマホの操作技術が必要 ・パスポートにVISAシールは貼られない (代わりにITK(滞在許可証)ファイルがメールで送られてくる。VISAシールを貼ってほしい場合には、入国審査官のいるゲートを通る必要がある) |
VOA
メリット | デメリット |
・事前に申請不要 ・空港到着時に日本円で購入できる ・パスポートにVISAシールなどを貼ってもらえる | ・入国審査官と英語・インドネシア語で入国審査の質疑応答 ・自動化ゲートは利用不可 ・延長するには、出入国管理事務所へ行って申請が必要 (最低3回・述べ3日、本人が出頭。よほど慣れていない限り、エージェント同伴が一般的) |
現在の主流は EVOA で、空港のVOA販売カウンターに並ぶ外国人は多くありません。
これは筆者の経験ですが、ビザシールをパスポートに貼付しても、数ヶ月で印字が消えてしまいます。
ビザ申請の実情
バリ島・インドネシアのオンライン申請の EVOA は申請自体が非常に手間のかかる作業になり、加えてシステム上のトラブルが多発、サーバーメンテナンスで使えない日が多く、ページ全体を日本語に翻訳した画面でクレジットの多重支払いを生じたりする不具合等も報告されています。
在デンパサール日本国総領事館の注意は次の通りです。
○ビザ(査証)または滞在許可 e-VOA申請時の入力や登録ミスによるトラブルが複数発生しています。オンライン手続が不得意な方は、到着時にVOA支払いカウンターでVOA申請するのも一案 資格外活動で国外追放、有効期限を確認してオーバーステイ(不法残留)にならぬよう注意 |
インドネシア入国時の到着ビザ(VOA)取得(注意喚起)・(在バリ・デンパサール日本領事館)
インドネシア政府・公式オンラインビザ申請
インドネシア・バリ島旅行で必要なオンライビザ申請の公式サイトは以下のボタンから。
英語での申請ができる方は、上記の公式サイトで一度トライして見るとよいでしょう。
ビザ申請サービス
英文(官公庁の書類)の苦手な方、スマホやシステムの操作に不慣れな方、面倒な手続きはとにかく嫌という方は以下のボタンから「ビザ申請サービス」をご利用いただけます。尚、現時点ではこちらで対応できる人数が限られており、条件面や稼働状況によってお断りする場合もありますのでご了承ください。
Love-Bali バリ州観光税
2024年2月14日より、バリ州に入域する外国人はVOAとは別にRp.150,000の「Love-Bali バリ州観光税」の支払いが必要です。
この申告と徴収もオンラインで、事前に支払いを済ませることを強く推奨され、日本語での入力が可能です。しかしながら、一部のケースではシステム上の不具合(インドネシアでは度々発生します=日常茶飯事)があり、在デンパサール日本国総領事館でも注意を促しております。
注意の詳細
「Love Bali(ラブ・バリ)」システムでエラーが表示されているにもかかわらずクレジットカードの決済がなされる等の事例が発生している模様です。決済画面で複数回、「Submit」をクリックするとその都度支払いが行われる可能性がありますのでご注意ください。
また、観光税の運用開始に伴って、詐欺サイトや高額代行業者の出現が懸念されます。 申込みサイトの真偽や支払い金額には十分注意するようにして下さい。
1. 観光税のポイント
(1)徴収対象 バリ島を旅行するすべての外国人観光客
(2)徴収金額 1 人あたり Rp150,000(インドネシア出国前までに、1 回支払う必要がある。)
(3)支払い方法 ア バリ島への出発前にオンライン決済することが強く推奨されていますが、以下の支払い方法が可能
- バリ島に到着する前に、「Love Bali(ラブ・バリ)」システムにアクセスして支払う。( https://lovebali.baliprov.go.id )
- バリ島を旅行中に「エンドポイント」(ホテル、旅行代理店、観光地)で「Love Bali(ラブ・バリ)」システムを使用する。
- 支払いは、クレジットカード(Visa、Master Card、American Express、JCB)、銀行振込、バーチャルアカウント、QRIS が利用可能。(当館注:支払い手段によっては別途手数料が発生する可能性あり。)
- ングラライ空港国際線到着ロビーの出口付近のカウンター(ルピア現金も可能)で支払う。
イ 支払い後、QR コード付きの「レヴィ・バウチャー(Levy voucher)」という支払証明が「Love Bali(ラブ・バリ)」システムから E メールで送信される。
ウ 徴収開始日 2024 年 2 月 14 日から実施。
インドネシア・バリ島旅行で必要なLove-Bali バリ州観光税の公式サイトは以下のボタンから。
また、ビザの種類によって、あるいはITAS/ITAP保持者への免除もありますが、ここでの解説は到着ビザに限定しております。-
Wi-Fi
バリ島に飛行機で到着した直後、インターネットに接続するには、以下のような方法があります。
- 日本から海外用Wi-fiルーター持参
- 出発前にe-SIMを設定しておく
- 既存のSIMでローミング
- 空港内の公衆Wi-fi
尚、プリペイドSIMカードは空港の到着ロビーを出たあと購入し、滞在期間に合わせてタイプと価格を選ぶことができます。
スマートフォン自体の安全性、ネットワークセキュリティの観点から、日本の海外用WiFiルーターを持ってゆく事をおすすめします。
また、2,3 はコストが結構掛かりますのでおすすめできませんが、4の空港内公衆Wi-fiもさらにおすすめできません。
インドネシアのインターネットキャリアの主幹線は細く、日本の通信速度よりもかなり劣ります。加えて、空港内の公衆Wi-fiに接続する人が多いため、空港内では通信速度がとても遅いのです。同じ飛行機で到着した搭乗者の97%以上が、このあと解説する2つの申告に対してアクセスしますので、当該サーバーには負荷がかかり、その結果として当然ですが応答速度が落ちます。
したがって、空港到着後の入国手続に時間を取られて、飛行機の到着から空港を出るまでに1時間前後かかってしまうこともあります。
このような背景から、空港に着いてから申告するのではなく、事前申告でQRコードを取得しておくことをおすすめします。
スマートフォンの安全について
市街地ではSIMを買わない
もしも、現地でSIMを購入する場合は、空港内の各キャリア直営カウンターで購入しておくようにします。
市街地の悪質な携帯電話サービスショップ、デジタルサービス関連の店では、Apple正規代理店のサインボードや外装をしていても個人の店(模倣店)であったりします。初めて現地を訪れた人がその店の真偽を判別することはまず不可能。そのような悪質な個人店では、バックドアなどのハッキングツールを仕掛けられた上、空港の直営ショップよりも高額なSIMを買うことにもなりかねません。
事例;ハッキングツールを仕掛けられた例
バリ島で数日間チャーターした車のドライバーにSIMを買いたい旨を伝えていたところ、どこかの街のAppleのサインボードを掲げたショップに入った。店内に入って見回すと、おいてある商品が垢抜けない感じがしており、奥の方のパソコンもむき出しのマザーボードなどが見受けられたので「おや?」と感じた。
SIMをセットするのに「三十分かかるから、どこかで時間を潰してきてくれ」ということだったが、そのまま店にいて、作業を見ていた。すると、彼らはSIMを交換する前に、iphoneケーブルをつないでパソコンで何か作業を始めた。パソコンのモニター画面にブラウザーを出して不思議な画像の状態を確認していたので、「なにかやっている」と感じていた。
SIMのセットを完了して、300,000Rp. の代金を支払った。
日本に帰ってきてから、しばらくスマホの状態を観察していたところ、スリープの状態なのに熱くなっていたり、突然再起動を繰り返すようになったので、バックドアか、あるいは何かのハッキングツールがインストールしてあると判断。
必要なデータをバックアップしてから、iphoneを完全初期化。同時に、クレジットクレジットカード会社へ連絡して事情を説明、新規カード番号でのカード再発行をした。さらに、インターネットバンキングのログインパスワードも変更した。
(筆者の経験)
スマホをスタッフに渡さない
また、バリに限らず、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンなど東南アジアを旅行する際、ほとんどの人が航空券・宿泊ブッキングサイトやアプリで予約をします。
予約をするとブッキングIDやインボイスを自動的に受取リます。それらを宿泊先のホテルなどにチェックインする際には提示を求められる場合があります。
しかしながら、これらブッキングIDやインボイスを表示したスマートフォンをフロントのスタッフに渡さないようにします。
対策として、インボイスをプリントしてゆくか、ブッキングIDを手書きのメモに書いておき、それを提示します。執拗にスタッフからスマートフォンを渡すように言われたら「バッテリー切れです」とか、「パソコンで予約しました」といえば良いのです。
事例;データ抜き取り手口
チェックアウトの際、
「もう一度、ブッキングIDを確認させてほしい」
フロントの無愛想な女性からそう言われ、ブッキングIDを表示したスマホを渡したところ、その女性はスマホを持ったままフロントカウンターの横にあるこちらから見えない事務所の中に入っていった。
「おかしい」と感じたので、すぐさまスマホを返すように大声で要求したところ、その女性スタッフは慌てて事務所から飛び出してくるなりスマホを放り投げるようにして返したため、カウンターの上に私のスマホを勢いよく落とした。
(筆者の経験)
ECD 税関申告
インドネシア、バリの税関申告は完全オンライン申告です。申告カードは2015年に撤廃されています。
以下は、在デンパサール日本国総領事館の通達。
電子税関申告(E-CD)
・事前申請(無料手続き、到着2日前以降可)を推奨
・偽サイトに用心、クレジットカード情報を求めるサイトは偽サイト
税関申告の流れ
- オンライン申告でQRコード発行
- イミグレーション(入国審査)のあと、税関審査官にQRコードを提示
- インドネシ到着の前々日から申告可能
- オンライン申告の画面では、日本語を選択可能
以下のようなQRコードが即時発行されますので、スクリーンショット、ダウンロードをしてスマートフォンに保存します。
偽サイトに用心、クレジットカード情報を求めるサイトは偽サイト
インドネシアへの持ち込み制限品目
インドネシア・バリ島には、以下の持ち込み制限があります。
特に、麻薬、向精神薬、前駆物質、医薬品などは取締が厳しく、重い刑罰が課せられることにもなりかねません。普段、医師から処方されている薬でも、場合によっては検査で引っかかることがありますので、事前にご自分でよく調べてから、適量を持ち込むようにしましょう。
また、近年はビデオメディアの形が変わりましたので、あまり事例はないと思われますが、DVD(AVなどの性的表現を含む)の検閲がとても厳しいので、CD・DVD・ブルーレイ・メディアの持ち込みは控えたほうが良いでしょう。
インドネシア持ち込み制限品目
- a-動物、魚類、植物(動物製品、魚類製品、野菜製品を含む)
- b-麻薬類、向精神薬、前駆物質、医薬品、小火器、空気銃、刃物類(刀、ナイフ等)、弾薬、爆発物、ポルノグラフィ
- c-1億インドネシアルピア以上の現金又は無記名譲渡可能証券、又は相当外貨
- d-旅客1人につき紙巻きタバコ200本以上、葉巻25本又はきざみタバコ100g以上、また、アルコール飲料1Lを超える量:乗務員1人につき紙巻きタバコ40本以上、葉巻25本又は以上又はきざみタバコ40g以上、また、アルコール飲料350mlを超える量
- e-商業用商品(販売品、商品サンプル、産業用品、又は携行品とは見なされないもの)
- f-乗務員1人につき50米ドル;旅客1人につき250米ドル又は1家族につき1,000米ドルを超えるインドネシアへ持ち込む外国製品で、インドネシアを離れる際に持ち帰らないもの
ペット持込みについて
インドネシアへのペットの持ち込みは、日本政府の輸出許可とインドネシア政府の輸入許可が必要です。
以下のFAQに詳しく解説してありますのでご参照ください。
SSHP 健康パス
インドネシア、バリの旅行者に対しては、エムポックス(旧称;サル痘)の対策として2024年8月29日より施行されています。
インドネシア共和国への入国のためのSATUSEHAT健康パス(SSHP)
海外から渡航するすべての乗客と航空機乗務員は、この健康パスに記入する必要があります。健康状態と渡航歴を申告することで、インドネシアでのより安全な渡航に貢献できます。
海外旅行後21日以内に病気になった場合、または流行国や感染地域から来た場合は、すぐに最寄りの医療施設で治療を受け、この健康パスを提示してください。(公式サイトより)
健康パスの流れ
- オンライン申告でQRコードが発行されます。イミグレーション(入国審査)のあと、税関申告と同様にこのQRコードを提示します。
- インドネシ到着の前々日から申告できます。
- オンライン申告の画面では、英語・インドネシア・フランス・中国のいずれかの言語で入力します。日本語はありません。
- 以下のようなQRコードが即時発行されますので、スクリーンショット、ダウンロードをして保管します。
偽サイトに用心、クレジットカード情報を求めるサイトは偽サイト
最終チェック
以上の4つの申請・申告を出発前に済ましておくことが、空港到着時にスムーズに入国する必須要件です。
今一度、チェックしてみましょう。
チェックリスト
ワンポイントアドバイス
旅行のコツは、国内旅行でも海外旅行でも「できる準備は事前に済ませる」ということです。
旅行に必要な手続きや下調べなどをできるだけ出発前にしておけば、現地で時間に追われながら物事にあたるよりも気持ちが楽です。気持ちに余裕ができれば、それだけ周囲に対して気を払う事ができますので、事故やトラブルに巻き込まれるリスクを低くすることができます。
特にバリ島は観光、長期保養、カルチャー、ビジネスなど様々な目的で世界中から人が訪れます。良い面ばかりではなく、日本ではありえない悪い面も往々にして見られるのは事実です。
外国であることをしっかりと自分自身に言い聞かせて、
「海外では、自分の身は自分で守る」
ということを肝に銘じ、できる限り自分の身を守る準備しましょう。
「海外での安全対策の第一歩は情報入手」
外務省の以下のサイトに目を通しておくことを強くおすすめします。
特にケーススタディでは、ニュースでは報じられないリアルな被害実例と対策方法を学ぶことができます。出発準備の期間、空港での出発までの待ち時間にどうぞ。
外務省・海外安全
海外安全ホームページ
(危険レベル、テロ、事件、自然災害、感染症などの情報をリアルタイム)
たびレジ
(渡航前には必須)
海外安全アプリ
(旅行先の地域を登録するとリアルタイムで危険情報を受信できる)
海外安全「虎の巻」動画編
(最新の犯罪被害と対策のケーススタディ動画)
ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(本物のゴルゴ13(声は舘ひろしさん)が登場する本格テロ対策ドラマ。これは見ておいた方が良い)
海外安全クイズ
(渡航前の知識チェック)
海外旅行保険
最後に、在デンパサール日本国総領事館より持病をお持ちの方、現地で不慮の病気・ケガにより病院に行く方についての注意が以下のように出ています。
- 加入を強く推奨。クレジットカード付帯の保険を利用する場合には、規定が変更され、適用されないケースも発生しているので、出発前に確認
- 持病の薬を持たず、滞在中に体調が悪化し、思わぬ長期入院となるケースが発生。持病の薬は余裕をもって持参し、万一に備え、既往症や投薬履歴に関する英文医師レターを携行されることを強く推奨
以上、十分に気をつけてご旅行ください。
こちらの記事、及びサイトに対する質問は、次のメールアドレスにお寄せください。回答できる範囲でお答えします。
(尚、返信するまで数日~2週間程度)