特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために)

 バリ島では、2024年8月に集合住宅で不法滞在中のグループがバリ州当局により一斉摘発されました。また、特殊詐欺犯罪に関わる注意が日本大使館より通達されています。


以下、2024年12月16日 外務省・海外安全・広域情報より抜粋
【ポイント】
●昨年8月の「特殊詐欺に関する注意喚起」の発出以降も、闇バイトに応募し、犯罪組織等に「かけ子」や「受け子」として海外で特殊詐欺に加担させられ、その結果、現地警察に拘束される事案が発生しています。
●海外であっても犯罪行為に対する罪は免れません。この種の求人に安易に応募しないよう、また、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分慎重に行動してください。
●犯罪組織にとって「闇バイトの応募者は使い捨て要員」ですので、現地警察に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。

【本文】
1 東南アジアを中心に海外で、特殊詐欺に加担させられた結果、現地警察に拘束される事案が多く発生していることを受け、2023年8月に「特殊詐欺に関する注意喚起」を発出し、注意を促したところです。
 しかしながら、犯罪組織等に「かけ子」や「受け子」として海外で特殊詐欺に加担させられ、その結果、現地警察に拘束される事案が引き続き発生しています。

2 闇バイトに応募し一度犯罪に加担してしまうと、「やめたい」と思っても、パスポートを取り上げられて軟禁状態となったり、また、自分自身や家族等の個人情報をもとに脅迫され、抜け出すことができなくなったりするばかりか、組織内で暴行を受けるなどのおそれがあり、実際にそのような事例が発生しております。
 さらに、犯罪組織にとって「闇バイトの応募者は使い捨て要員」ですので、現地警察に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。
 また、海外であっても犯罪行為に対する罪から免れられるわけではなく、「知らなかった」、「聞いていた内容とは違っていた」といった事情があったとしても、何ら考慮されることなく現地警察に拘束される可能性があります。

3 短期間で多額の報酬を得られるような仕事は、海外でもまず無いないことを十分認識し、こうした求人に安易に応募することがないよう、また、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分慎重に行動してください。

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